CALENDAR
S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< January 2018 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
<< アルゼンチンへの旅と学会 | main | 『風立ちぬ』感想 戦争も恋愛も、飛行機という夢の陰に薄れていくこと >>
『LEAN IN』を読んで(女性と仕事について考えたこと)

『LEAN IN 女性、仕事、リーダーへの意欲』を読んだ。



この本から受け取るメッセージは人によってそれぞれだろう。その人はいまどんな立場にいるか、どんな環境で育ってどんな人と一緒にいるのか、男なのか女なのか、結婚しているのか未婚なのか、子どもがいるのかいないのか・・・人によって受け取るメッセージも、心に響く部分も異なるように思う。


私は、読んでいてこんなことを思った(もちろん彼女の意見ではなく,本からインスピレーションを得て私が思ったこと)。


恋愛にも家庭生活にも子育てにも正解なんてない。唯一正解があるとしたら、「人それぞれ」ってことだ。しかし、このシンプルな意見は、この世の中でな中々支持されていない。それこそ血液型占いくらい科学的証拠のない感覚論を多くの人が信じている。


女に「どうやって家庭と仕事を両立するのか」と聞くことはもうやめようと思う。「すべてを手に入れたい」女の1人である私は、両立する女を尊敬し、尊敬の念を持ってその質問をして来たことがあったけれど、私はその質問を同性にだけしてきた。結果として、私は自分にも相手にも一つの尺度を当てはめてみて来たのだ。私が思う、大事なもののすべてを手に入れたい。地位も名誉も、社会的責任も、愛情も家庭も頼られることも、優しくされることも全部全部。そしてそれをたくさん手に入れる人をリスペクトするという尺度。


女の連帯は簡単だ。一方で女の連帯は難しい。女の最大の味方は女であり、最大の敵も女だ。そのためには、やっぱり自分とは違った価値尺度を持った人への想像力と、なによりも自分への「自信」が必要。妬むな、嫉むな。自分の生き方に誇りをもて。できないことはできるように努力する。甘えない。人のせいにしない。教育や仕事は、自分が苦境に立たされた時にそれを乗り越えたり、理不尽な状況があったときにそこから逃げ出すための手段になる。教育と仕事は、知恵やお金をくれる。だからなるべく手放さないようにしたほうがいいけれど、もし手放さざるを得なかった人が、周りにいた時、私たちのような今のところをそれらを手放さずに済んでいる女たちが、助けなければいけないと思う。助けるって言うのはただ話を聞いたり背中を押すだけでなく、具体的な上昇するための機会を提示し、分けること。



以前のブログ記事で育休3年案に反対する理由を書いたのだけど、すこし追記するとすればこうだ。


育休が一週間であれ三ヶ月であれ三年であれ、それが当事者の望むことであれば尊重されるべきだ。その意味で、育休を三年とっても良い、というように選択肢が広がったのならば素晴らしい。でもこの問題の一番の膿みはそこじゃない。「女性の活力」を期待することと、育休3年はまったく矛盾している。社会的責任を負う立場に女性を雇用し、経済活性化のために女性の活力を生かし、真の意味で男女雇用機会均等を目指すなら、変わらなきゃいけないのは休む期間の長さじゃない。産休・時短等を含めた個人による働き方の自由の確立と、子育てと家庭の仕事分担に極端なアンバランスをもたらしている多くの男性の意識だ。

著者のシェリル・サンドバーグのTED講演。Women systematically underestimate their abilityっていうのには痺れた。

| | 04:13 | comments(0) | - |
コメント
コメントする