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聞いて聴いて?
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誠心誠意、インタビューズ答えています。
RT(Twitter)とLike(facebook)が多かったものからいくつか抜粋。質問されることで改めて言語化して考えることもたくさんあった。そういう質問がくるととても嬉しい。私も自分の興味のある人に、ちょこちょこ投げています。

嫌韓・嫌中についてどう思いますか?

可哀想な人たち、と思います。そもそも何かを嫌うって、結構精神的に疲れる作業じゃないですか。しかもその嫌う相手が国家と国家に関連する国民や民族や文化や、そういう漠然としたもの全体を相手にしているわけですから、大変な戦いをされているんですよね。私はよっぽど私的に嫌な思いをしたとしても、そんな戦い到底できません。

私は韓国との縁が深いですけど、韓国礼賛をしたこともないし、韓国をdisった記憶もありません。人間一人で言えば、あいつ嫌い、好きって言えますけど、「韓国」に纏わることに関しては嫌いな部分もあれば、好きな部分もある。

韓国的なものや、中国的なものを全部を嫌うって、私にはよっぽど精神的疲労を感じたいマゾヒストか、なんでも大きなもののせいにしたがるこども性を抜け出せないか、そして個人的なトラウマや精神的苦痛を感じたことがあるのだと思っています。どんな理由があるにせよ、同情に値する精神的疾患があると思うので、単純に可哀想と思います。お大事に。


愛について思う存分語ってください。

10年くらい前からずっと言っていることなんですけど、愛って結局「熱移動」のことなんじゃないかと思っていて。

くっつくとどちらかの熱がどちらかに移動して、二つ違った温度のものが、少しずつ同じ温度になっていくこと。あったかいところからつめたいところへ。つめたいところからあったかいとこへ。この熱移動理論に関してはいつか本を書きたいと思っているんだけど、誰か本出させて?


思考停止に陥ってる人の目を覚まさせるテクニックをお持ちでしたら披露して頂けますか?

そんなテクニックなんて持っていないですけど。思考停止に陥るときって、自分が正しいとか自分が何かを譲れないって思って、それ以上考えるのをやめてしまうってことですよね。

私は「自覚」ってことばが好きなんですけど、世の中の大抵の問題は、「自覚」がすすむことによって解決する気がしています。自分がどんな人間で、どうしてそのように思って、どうしてこうしてしまうのか。自分が何かを絶対的に正しいと思ってしまうのは、何か理由があるはずです。自分がこういう人間で、こういう部分を大事に思うから、こういう風に思う。でもそうおもう自分が、私っていう特別な存在であることを忘れてしまうと、自分と同じように考えない他者をおかしい、正しくないと否定することになってしまう。

すぐ問題を他者の方に見てしまうけど、同時にそれを捉える自分側から分析することを忘れないようにすればいいんじゃないかな、と思います。

だから思考停止しているな、と思う人に対しては、その人の存在自体を、結構えぐるコメントをしていると思います。そして人は、自分のことをえぐらえることは大嫌いです。お前には分からない、っていいたくなるし、そう言ってしまえばそこで議論は終わりです。


考えていたら、思考停止って戦争が起こる一番の原因に思えて来ました。


これまで様々な国の方と交流していると思いますが、その経験を通して、こういった感覚は日本人特有だなぁと思わせる、日本人の長所があったら教えてください。

期待を裏切らない回答だと思いますが、私の答えは「そんな国民単位で表現できるような特有の長所なんてない」です。もしあると信じているひとがいるのだったら、気持ち悪い。

「傾向」はあると思います。「日本人は目でモノを語る傾向がある」とか?
あら、気持ち悪い。私は語りませんし。

私が感じる”日本人の長所”なるものは唯一、共通して経験しているものがあって、それを共有しやすいってことでしょうか。あの時代に街で流れていた音楽。あの頃観た映画やドラマ。一緒に育って来た様々な文化。そういう同じような環境でおなじようなものに接して来たから、ともに懐かしさを覚えたり、体験について語れたりする。それは日本で育って来た人と付き合う上での長所ですね。



旅の魅力って何ですか?

大きく3つあるかな、と思っていて。

ひとつめは、
日本にいたら、中々会えなかったであろう人(おそらく階層の違い)に、会えるということでしょうか。

例えば私は、小さい頃から地元の学校に通っていなかったので、大学に入って同じように大学に入るようなタイプの人と会うことは比較的容易でも、例えば中学卒業してずっと働いているような友達をもつことがなかったので、日本国内にいても会えなかった日本の人と会えるのはとても魅力的でした。

あんなにたくさんのいわゆる私にとっての「外国人」と生活を共にするのも、刺激的でした。同じように旅をして、色んな時間を共有する中で、すれ違うこともあれば、ものすごく共感して高揚することもあり、学ぶことも腹の立つこともたくさんあって、人を通して文化や国家を見たり、彼らを通してみたものの違いを楽しんだり。旅行先の現地で出会う人たちもそう。旅を通して出会うことのできる人達が、例えばそのあと「友達」としてつながっていなくても、色んなことを考えさせられて影響を受けてきたと思います。

ふたつめは、当然自分が知らない新しい世界(文化や価値観や、人々の行動様式)に出会うことができて、自分がそれを実体験できるということですね。毎日の生活の中でいつも新しいこと直面していたので、旅で過ごしている時間がずっと、学習機会だっていうこと。

最後は自分のことで、旅を通じて自分がどんなことができて、何ができなくて、これからどうしたらいいのか、どうなりたいのか、っていうことをいつもひしひしと感じざるを得ないということで、それは日本にいてある程度のお金と安定を持っている立場だったら分らなかったことだと思います。新しいものに出会って、どこまで適応できるのか、何が譲れないのか。自分がどれだけ使えなくて実力がないかって、自分の存在の軽さについても、日本を離れたからこそ分るし、だからこそ頑張れることもあると思います。



恋愛に努力は必要だと思いますか?

努力の定義にもよりますけど、少なくとも私は恋愛中に「努力」するということを考えたことはありません。実際には、喧嘩して仲直りしよう、とか、相手をもっと理解しよう、とか、努力的なことをしているんでしょうけど、それを努力とは捉えていないんだと思います。好きで一緒にいたいから、その努力的なことを自然とするんじゃないでしょうか。


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松本 大洋
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発売日:2011-08-30

| | 12:03 | comments(2) | - |
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管理者の承認待ちコメントです。
| - | 2011/10/06 2:42 AM |
管理者の承認待ちコメントです。
| - | 2011/10/06 2:48 AM |
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