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CIES@カナダとたくさんの映画
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米国比較教育学会(CIES)での発表、@モントリオール、カナダ。

pipe(タイ国籍)が一緒にご飯を食べながら、
「ここにくると自分が劣っているってかんじない?」と聞いてきた。
これは文字通り、周りがとても賢くて、それと比べた自分の実力不足を嘆いているんじゃない。
なんで自分がそういう風に感じるんだろう?って、この世界のシステムに対してなんか思いがあったんだと思う。

発表を聞いていても、全く目新しいこともないし関心しないこともあれば、自分ならばもっといいリサーチができるのにと思うこともある。でも言葉ができないから。
パイプはさえの話す英語は全部分かるけど、アメリカ人の話す英語は分かんないことも多いっていっていた。
そして自分の英語が理解されないのは、自分の言葉にタイアクセントがあるからだ、と。
それでもさえは理解してくれるのに、なんでネイティブの人は理解しようとしないの?
なんでネイティブじゃない人には理解できる言葉なのに、想像力を働かせてくれないの?と。

この子は賢い。バンコクにいた時、実家に泊まった。6歳下。日本語もかなり話せて、韓国語も話せる。
ひとりでラオス語とカンボジア語の勉強もしてる。今はユネスコでインターンしてる。
インフェリアーなんて、感じる要素ひとつもないのに、北米にくると感じる。
私は自分が賢いとは思わないけれど、北米に来ると、ここは自分の居場所じゃないと思う。
言葉を手に入れて何かを得ることが、その場所のルールに沿って迎合しなくちゃならなかったり、異常なまでの厚顔を必要とするなら、そんな何かはいらないと思った。


発表自体は自分でやっていて手応えみたいなものは感じた。
まだまだ修正すべき点はあるけど、方向性はちっともあやまっていない。
何より自分の研究大好きだし、すごく大事な内容だと思っているし。
ちゃんともっとアウトプットしていこう。


夜は最後まで時差ぼけを少しずつひきずった同室のいよんと、昭和天皇が死んだ時泣いたといういよんのおばあちゃんの話なんかをとりとめもなくしていた。


長いフライトの末、アラスカを越えて今日帰った。私がいない間になにもなくてよかった。





行く前に読んだ本、観た映画、それから飛行機の中で観た映画など。




一つだけネタばれを言えば、この本は最後までこのタイトルの問い「英語は女を救うのか」には答えていないし、そもそもその「英語は女を救うのか」、という問いの中に含まれている「女」がどのような人々を指しているのかはっきりしない。英語の在り方において、女というジェンダーがどれほど大きい影響力を持っているのかもはっきりしない。女同士の隔絶を嘆くような個所もあるのだけど、個人的な感想を言えば、そこで女同士みんなで仲良く連帯しようみたいなジェンダー観には同感できない。

英語のように分りやすく格差がでて、それが単なる違いや多様性ではなく、いまだ上下の階層につながるような言語資本では女か女でないかには関わらず、そこで人々が差異を感じてしまうのはある意味仕方のないことであって、それによって生まれた女同士の間の隔絶などどうでもいい。読み物として簡単には読めたが、それほど刺激的な視点があるわけでもなく、インタビューの内容やそこで女性たちによって語られた「事実」もそれほど目新しいものではなかった。


クロッシング [DVD]クロッシング [DVD]

名前のない人々の隔絶された物語。たくさんの人が関わっているのに、誰もが届かない何かに押しとどまられてるような感覚。
一度は見るといい映画だと思う。


アウトレイジ [DVD]アウトレイジ [DVD]

残酷な茶番。加瀬亮(文句なしに存在感はかっこいいが)がアメリカ仕込みの「いい発音」を必死に思い出し再現しようとしている映画。たけしによるたけしのためのたけしが美味しいところを全部持っていく映画。たけしの映画って、彼の自己主張がスクリーンを通して必要以上に伝わって来ちゃうからだめなんだよなあ。私は別に暴力映画を特別敵視しているわけでもないのだけど、これだけ暴力があって、そこにそれほどのストーリーも含蓄もなく、それをエンターテイメントとしては観れなかった。


息もできない [DVD]息もできない [DVD]

大事な場面の日本語字幕が、DVD版では予告編の時とことなったのでその点はとてもよかった。


告白 【DVD特別価格版】 [DVD]告白 【DVD特別価格版】 [DVD]

これも監督の自己主張がちょっとうるさい。外国人受けしそうな映画ではある。日本の学生やそのコミュニケ―ションの在り方を興味深く眺められるし、映像も凝っていて面白い。ただ「悪人」と比較して、去年のアカデミー賞でこちらが多く取ったことを考えると、映画としてのクオリティは「悪人」を超えていないと思う。私は全然好きではないけど、むしろ「告白」と「悪人」の両方で、どう考えてもイメージを悪くするような役柄で出演している岡田くんがあっぱれだと思う。これからもこういういやな役をたくさんやってほしい。


ヤンヤン 夏の想い出 [DVD]ヤンヤン 夏の想い出 [DVD]

名作ではあるのだけど、どの監督の影響か、長すぎ。台湾の雰囲気はとてもよく取れていて、台湾に何か縁があったり、台湾を好きな人にとっては、ひたすら懐かしさを覚える映画だと思う。


ブレス [DVD]ブレス [DVD]

キム・ギドク×張震。ぶっ飛んでる。名作すぎて震える。(以下若干シーンの描写あり)
台湾人の張震が韓国映画で台詞はどうするんだろうと思ったら、徹頭徹尾、ひとっこともしゃべらない張震。
この人、キム・ギドク天才!と思ったのは、最後の面会がくる直前に、肩車するシーンを入れたこと。
あの何気ないシーンの伏線と躍動感はすごかった。この人は映像を撮るときに、人の感情のふれと地面との距離みたいなものをちゃんと考えて取っているのかと思った。


マイケル・ジャクソン THIS IS IT デラックス・コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]マイケル・ジャクソン THIS IS IT デラックス・コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]

みんながいいっていうものは、理解したいと思うし、理解しようとしてる。
でも理解できないときもある。これもその一つ。
観て最初2分間くらい、オーディションに来たダンサーたちのインタビューで早速泣き、その一連のインタビューを最後の人が「This is it」っていったときに、これがそうか、そういうモードで行くのかと思ったけど、そうでもない。中盤冗長に感じて、MJファンなら楽しめそうだけれどMJの帝国のために作られた舞台をずーっと観ても私は楽しめなかった。素直にMJすごい!とだけは思えないんだなあ。1、2、3マイケル!とか言われても、へえ、熱狂する人がいるんだなあと冷めた目で見てしまう。すでにMJ帝国の市民になっている人なら彼の存在を大前提に観れるだろうけど、私はそうじゃないので、ちっとも嵌れなかった。



飛行機(エア・カナダの中で観た映画)

「Knight and Day」


頭を使わずに観れる映画。表面的に出てくるものだけで誰にでも理解できる。
ハリウッドってこういう映画作れるからすごいな。トムクルーズ(全然かっこいいと思わないけど)は超人的にかっこいい役だった。最後の終わり方も非常に分りやすい伏線の回収で、とても楽しいポップコーンムービーでした。


「The Tourist」


数学の教師役のジョニデ!ギルバート・グレイプの時のジョニー・デップがいまだに一番かっこいいと考えている人がいれば、この映画はとても大好きになると思う。最近パイレーツオブカリビアンなんかのワイルドな彼を見ているせいか、久しぶりにこういう役を観た気がして、久しぶりにドキドキした。かなりゴージャスなかっこをした若干ビッチなアンジー(はまり役)にそそのかされて、ジョニーの口説き文句は「常識とは正反対の型破りな人だ」→といわれてキスする。アンジーはエリートやまじめな役柄もいいけど、やっぱりどこか常軌を逸した若干ビッチな役をやった時のセクシーさは半端ないなあと思う。(そういう部分が女に好かれる女優さんだと思う。)「フランクだ」→「ひどい名前」とか、「女は質問されるのが嫌いよ。でも押しつけがましいのもきらい。」とかいうタカビーなアンジーはとても可愛い。あれはあれくらいぼってりした唇の超絶クシーなアンジー以外がやったらちょっといやみだ。(それにしても彼女はもう少し太った方がいいと思う。)

あとは「身投げしようとするバカな男がいる、たぶんアメリカ人だ」といったようなアメリカ人に対する揶揄が結構すごい。笑 


「The Green Hornet」


コメディなので軽く観れるかなと思ってみ始めたが、なんとJAYの出ている映画だった。そういえばハリウッドに出たと一時ニュースになっていたな。驚いたのは、名前が「加藤」で上海出身の中国系アメリカ人の役(これもお笑いの一部であると信じたい)ということと、相当練習したらしい英語の発音。アメリカに住む中華系がしそうな発音で、お得意のJAYパフォーマンス(バスケットボールを指の上でくるくるさせるとか)もたくさん入っていて、どこまでもJAYをかっこよく描いた映画だった。


「Love and Other Drugs」


物語の中で誰かが大きな病気にかかっていると、その主人公じゃなくて病気自体が主人公みたいになっちゃって、日本や韓国のドラマだとそういう傾向が強いように思えるのだけど、この映画がとても良かったのは、不治の病っていうテーマがありながらそれを抱えている人の性格が、もう一人の主人公との会話やかかわり合いの中ですごくきちんと描かれているので、物語の流れに退屈しない。話の流れ自体に目新しさはないけど、会話の掛け合いが素敵だった。


これ以外にもシュレック3や(やっぱり好きじゃない)、ナルニア国3や(これも回を増すごとに残念だ)、4回目のハリーポッターを韓国語吹き替えで観たりもした(これは何度観ても素晴らしい。私がハーマイオニーでもロンが気にかかってしょうがない)のだけど、それはまあいい。



気づいたら30時間以上寝ていないので、寝ることにする。
明日は本のチャプターいっこ書き上げないと。
こうして黄金週間は露と消えたのであった。
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