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話すこと、不眠の真相、記憶の場所。

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最近お笑いやバラエティを結構真剣に観るようになった。私の「真剣に」は、テレビじゃなくて自分の部屋でインターネットにアップロードされたものを観る。CMに気をそがれることもないし、好きなところを何度も観れるし、つまらないと思えば飛ばせるし。

バラエティを観てて思うのは、最近さっくんがR−1で優勝したときに、お笑い評論家の遠田さんが書いていた「システム化」の指摘に関することだ。私たちは元々見えていなかった笑いのシステム自体を最近は笑うようになった。これは日韓アイドルの比較でもよく出される、ハイコンテクスト(日本)、ローコンテクスト(韓国)という概念ともつなげて考えられる。出演者の芸人さん達が織りなす会話も、彼らの人間関係(上下関係)や、今までの芸歴、業界内での立場、その番組内でどういう扱いを受けているか、そういう脈絡をすべて把握してるからこそ、おかしいし笑えるのだ。その人がやっていることが何故おかしいのか、っていうその手のうちをさらけ出して笑う方法。

そして例えばロンドンハーツを観ながら、自分が誰かにインタビューして話を聞く時、個人の話や、内輪の事情を、相手にいかに気持ちよくしゃべってもらうか、ということとつなげて考えたりする。相手が話してくれたことに対する的確な相づちや誘導する言葉を通して、一定の時間内でより多くの物語をバランスよく引き出し、一つの番組=インタビューとして完成させること。一つの漫才を観てても、見ている人の温度を変えて、自分の話に引き込むのにはどうしたらいいかとか。色々勉強になる。



日曜日の夜から何故か夜眠れず、月曜日は研究室に泊まったら3時くらいに地震が起きた。
寝ようとしても寝れず、脳の半分くらい起きたまま研究室のつるつるするソファベッドにいて、朝7時半に掃除をしてくれるおばさんがやってきたので挨拶して、それで結局そのまま起きた。10時になって、クリスやアリスという朝型の二人がやって来て、調子どう?なんて話して、二人パソコン立ち上げたりぱたぱた冷蔵庫を開けたり、珈琲入れたりしてる間に眠気がきて、そこからのうるさい一時間が一番良く寝れた。

すうっと眠れるタイミングってどういう時かというと、やはり安心が大事なんだろうと思う。
お風呂はいってメイク落として寝間着になって、これから寝る準備万端!というタイミングのときにうまく寝れず、研究室でちょっとだけ仮眠、と思っているときや、電車の中が一番熟睡していたりする。

夜に、ネットをみていても静まって、みんなが寝始める時、家族もみんな寝て家がシーンとしている時、私はなんだか寝れない。一番寝れるのは、朝明るくなって嶋内さん達が起きだしてばたばたし始めることろ。何を勝手に背負っているのだと思うけど、夜は自分が起きていなければ行けないような気がしている。



眠れない夜に観た映画。
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主役の堺雅人、友人の吉岡秀隆含め、劇団ひとりもすべて、役がひたすらはまり役で、伊坂が脚本を書き直したという濱田岳くん演ずるキルオと、病院で会う柄本明が映画にいい味をもたらしてくれていた。最後の盛り上がりが今ひとつかけるんだけど、それはやっぱり出てくる俳優さんがみんなアクションとか激高で見せるタイプじゃないからかもしれない。堺雅人の雰囲気と、脚本と演出のほのぼのとした笑いのおかげで、すごいことが色々起こっているのに、最後まで優しい気持ちで観れた。

アンダーカレント  アフタヌーンKCDXアンダーカレント アフタヌーンKCDX

友達が映画みたいなマンガだっていって薦めてくた。
私が考える「マンガっぽいのり」が入っているので、そこを読んでいるときだけマンガを読んでいる気になるけど、それ以外はホラーかと思えるくらい、人間の心の怖さを感じた。

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青春期におけるスワロウテイルの影響を話したときに同じく友達が薦めてくれたアニメ。
私はディズニーが好きじゃない。なぜなら動きがおかしいからだ。それに私はたぶん、アニメ的なのりとかアニメ的な髪型とかにちょっと抵抗感があるのだ。このシリーズも同じ意味で、心から嵌れないのは見始めてから感じていたんだけど、スワロウテイルとの共通した世界観がたしかにあった。未来になって、日本とアジアが混ざり合う感じ。「MOON CHILD」もそうだったけど、こういう近未来を予想した映画は好きだ。特に設定が核戦争の後だったから、今の時勢とつい重ね合わせてしまった。物語というよりも設定を楽しんだ映画だった。



きよたくんとブス会のお芝居観て来た。前回と同様、台詞や衣装や小道具の隅々までものすごいリアリティ。女同士の探りあいや騙し合いは決して心地いいものじゃないけど、観てると笑えて、脚本と役者さん達の演技力にすかっとする。 


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久里浜の祖父母の家におじいちゃんの誕生日で行く。久里浜八幡で4つ屋号があるうち、うちは一番古い屋号(とぜむ様)なのだけど、むかし京急線が久里浜以南に伸びたとき、とぜむの敷地を通す際に本家を丸太を敷き詰めて家ごとひっぱって動かした話や、70年前に本家の位牌の整理をしたら、1500年前の先祖の遺灰があったこと、尋常高等小学校のあと挺身隊に入るのが嫌で軍需部に務めたこと、本家の土間にはアオダイショウがいてネズミを食べてくれるからそれを放置していたこと、本家の庭でしゃもを戦わせて負けた方のクビを切って食べたこと(つまり闘鶏)などを聞いた。すべて戦前の話。今日は大正15年生まれのおじいちゃんの誕生日だったのだ。


思い出がたくさんあるから行くと胸がぎゅっとする場所って、あの頃の記憶をまざまざと蘇らせてくれるくらい同じものが残っているからじゃなくて、もう何も残ってないから、自分の記憶の中にだけあるから、それを守ろうとする作用が働いてしんどいんだと思う。

みんなそういう場所をたくさんもっていると思う。私がこれを感じたのは品川駅だったけど、久里浜のおばあちゃんおじいちゃんちに行くまでの路を通りながら、二人の家のものを眺めながら、色んなものが綺麗に、便利に、管理されていっているなあと感じると同時に、なんだか記憶をたぐり寄せようとする自分がいる。


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