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<< 分離と共存、エスペラント | main | 2010年公開映画、私的ベスト10。 >>
師走のこと




ガーディアンの後輩、波くんが薦めてくれたフランク・オコナーの短編集を、毎晩お風呂で一遍ずつ読んでいた。
(一緒に入るので、少しずつしわしわになってきた。)

自分をアジア人であると見たときに、イギリスはやっぱり帝国だ。
でも帝国の中身は帝国ではなくて。

私がケン・ローチ監督の映画が好きなのも、        
暴力、お酒、宗教、田舎、性差別、そういう力強い国の中にあるドロドロした部分や
踏み台になっている部分を目を背けることなく描いているからで。
この本は、アイルランドが背負う歴史的な背景みたいなものが箇所箇所に沁み出ていて、
最後の解説を読んで、もう一度はじめから細かい描写を含めて読み返したくなる短編小説だった。

代表作である「国賓」も良かったけれど、私は最後の「マイケルの妻」がとても好きだった。

フランク・オコナー短篇集 (岩波文庫)
フランク・オコナー短篇集 (岩波文庫)




この時期の電車は、週末に近づけば近づくほど、夜になればなるほど、混雑を増す。
混んでる大きな駅に行くと、そこでうごめく人々の自分勝手な意思のぶつかり合いに心をしわしわさせつつ、いつも神様の掃除機を想像する。

この間、終電の一本前まで研究室にいて乗った神奈川新町どまりの電車の中で女の人が豪快に吐いた。彼女と一緒にいた友達らしい3人は、うわ、とかいって逃げた。そして遠巻きに見て、一応大丈夫かなとか言ってる。前に也寸志の誕生日会を一休でやったとき、あいつは酔っぱらって私の鞄のなかに吐いたけど、それでも公衆の面前で吐いてるのを見捨てるような関係に比べたら、なんて友達甲斐のあるやつなんだと思う。私だったら、鞄の中に吐いてきても、あとで飲むなら吐くな!って怒って、ネタにできる友達の方がよっぽど大事だ。





混まない間に銀行に行って、お年玉用のピン札に替えてきた。
久里浜の祖父母と、三浦の海ばあちゃんと、死んだ海じいちゃんと、うちの両親の6人分。





今読んでいるのはこれ。

鶴見俊輔 (KAWADE道の手帖)
鶴見俊輔 (KAWADE道の手帖)

黒川創さんの、愛溢れる「鶴見俊輔入門」が一品。



先週から見た映画。椿三十郎は、かなりコメディチックには仕上がっているけれど、椿を川に流す、っていうアイデアとあの場面が美しくて、あれを新しい映像で撮りたいがためにリメイクしたのではないかと思ったくらい。
椿三十郎 通常盤 [DVD]
椿三十郎 通常盤 [DVD]


ハリーポッターもロード・オブ・ザ・リングそうだけれど、私はファンタジーが好きである。
映画館では見なかったナルニアを今更第一章から見はじめた。
ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女 [DVD]
ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女 [DVD]


今年観た映画の中で、ベスト3には入るだろう韓国映画。日本では来年公開のよう。
字幕にいろいろと突込みどころがあって、心から韓国映画の字幕をやりたいと願った。
来年韓国に行ったら、韓国語字幕付きのDVDを手に入れよう。

「息もできない」


寒いのは苦手だからいつも暖かい国に逃げたいと思っている。
でも師走は好きだ。クリスマスも、師走も、私には何か好きなことをするための言い訳にすぎない。

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| | 01:53 | comments(4) | trackbacks(0) |
コメント
ふむふむと拝見しとります。
僭越ながら、いつもすーっと入ってくる伝わりやすい文章がとっても心地よいです。ツイッターでもあった、終電近くで女性が吐いて「友達らしき人々」がさっさと逃げた&友だちが鞄の中に吐いた話しかり、12/24「分離と共存、エスペラント」の話しかり(他もたくさんありますが)なんというか、共感する面も多いんだと思ってます。

今後とも、楽しみに学ばせてください!
| keiichiroasari | 2010/12/26 5:03 AM |
浅利さま

コメントありがとうございます。
ツイッターで何度か会話している人たちが、こっちのブログもみてくれるようになっているのが嬉しいです。ツイッターもブログも、似ているようで異なった意味で、とてもいい自分の発信場所です:)
| saereal | 2010/12/26 3:34 PM |
突然ごめんなさい!
ケンローチで辿り着きました!
フランク・オコナー、わたしも好きなので、記事を楽しく読ませていただきました☆

ただ、『息もできない』は今年日本でも公開されてますよー
今年の春ぐらいにシネマライズで公開されてましたよ
| 通りすがりです | 2010/12/26 8:45 PM |
コメントありがとうございます。

シネマライズも、吉祥寺でやっていたのも見逃していたんですよね;)
来年、また東京に来るみたいです。豊洲なので遠いから私は行けないですけど、
興味のある方は是非☆

「息もできない」公式サイト・上映情報
http://www.bitters.co.jp/ikimodekinai/movie-info.php
| saereal | 2010/12/26 10:22 PM |
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