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自分の記録から他人の記憶へ。

ツイッターのフォロアーが500人を超えて、何故か理由は分からないけれど定期的に増え続けている。私をフォローする人にはいつも理由を聞きたい。そのうち友人は150人にも満たないだろうから、あとの350人以上は完全に赤の他人だ。しかも私は芸能人でもなんでもないから、どこかの発言かなにかでひっかかってフォローされ始めたのだろう。

私がフォローをしている人が200人、私のフォロアーが300人を超える頃から、私の友人の内、ツイッターにそれほどアクティブではない友人たちの何人かがフォローを外し始めた。フォローを外されるというのは、彼らのツイッターのページ(そしてそれを見る彼らの時間)の中から自分の存在が消える、ということで、最初はそれほど気持ちのいいものではなかったし、自分の発言がうざかったのか、などと妙にへこんだりもしていた。

でも実は自分も同じようなことをしている。私も実際、非常にツイート数の多い何人かの知り合いや友達のツイートがあまりにも自分のTLの中に現れてほかのものが見えなくなるので、フォローを外したことがある。私のフォローを外した友人たちも、フォローしている人の数が100人以下、しかもその100人があまりツイッターにアクティブではない人たちであれば、彼らのタイムラインを私のツイートが占領することになる。日に、ときに酔っては20ツイート以上する私の存在が、必要以上に全面に出て来てうざいと思うのも仕方のないことだろうと思う。

文化系トークラジオを聞いていて、ツイッターの使い方について語られていた。
私は普通の個人の博士課程学生として、よく知らない人からフォローされ、ときどき知らない人にリプライされ、時には発言の一部だけをRTされたり、難癖を付けられたりしてる。パンピーでされこうなんだから、有名人は色んな人にコメントを寄せられ、時には批判され、大変だと思う。
(そういう点で、乙武さんの心ないコメントに対するきめ細やかな返信行為にはいつも感心させられる)

ラジオで語られていたのは浜崎あゆみとゼブラで、彼らはフォロアーからの@に対して、RTをすることによって全体を巻き込むという教師のテクニックをつかっていて、個別な質問を全体に返しているという。こういった非公式のRT(発言だけをRT)することによって、全員への晒しをするのだけれど、圧倒的なフォロアーの差があると、過度にさらしてしまうといじめの構図みたいでつらい。ただ、得るべき批判はちゃんと返していると見ている人が論争なのか、いいがかりなのかが分かるし、人によっては、常におんなじパターンで返すことによって、自分が大事にしたい側にたって自分が何を大事にしたいのか、一貫した自分を見せ続けていたりもする。

こういう風に、タレント力のある人にとってツイッターは楽しいツールだけれど、みんなが彼らにようにできるかっていったらそうではない。ネットに載っているものを、全部読むか、全部無視するか、っていう話があって、私は全部読むタイプの人間だと思う。だから時々、ネットに気持ちを振り回されることもあるし、反対にエネルギーを貰ったりもする。

デジタル時代だからこその孤独に内省的に考える、自分との対話が進んでいくという話もあって、それは非常に同感した。
私がここ10年、ずっと何らかの形でウェブを使って何かを発信しているのも、記憶も記録も、全部大事だったから。
記録と、記憶と、今の自分の落差があると悲しい。そして過去の人、元カノ元カレだったり、死んだ人だったり
今自分の手元にないものがあって、でもネットがあるからうまいこと切れない。

私もつい今年の4月くらいから、エバーノートを使い始めて、日記も、研究に関するデータも全部そこに放り込んでいる。情報の保存のルールができてくるので、自分しか分からない形で、自分の本棚みたいな感じで今年1年間の情報が蓄積している。前に書いて消えたたくさんの日記たちも、あのときこのエバーノートがあれば消えることがなかったのに、と思う。
自分で自分の日記を見返すことは殆どないけれど、それでも自分が生きた証みたいなのを、ライフログとしてこうしてウェブに載せていて、ちょっとでも誰かの記憶に残るっていうことが、自分にとってはとても大事な作業なんだと思う。


自分の記録から他人の記憶へ。


参考:文化系トークラジオLife、「情報社会の限界(ギリギリ)ライン」Part5まで公開中。出演:鈴木謙介、津田大介、濱野智史、速水健朗、斎藤哲也、森山裕之 http://bit.ly/dv8Q2W
| | 15:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
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